パーティなどで見かけるたっぷり氷の入ったワインクーラー、バケツ型やガラス鉢などでおしゃれで気が利いて素敵です。
初心者マダム
ワインって、そうやって冷やすものだと思っていました。
ワインセラーとワインクーラー、違いがよくわかりません。
ワインセラーとワインクーラー、違いがよくわかりません。
ソムリエ
ワインを貯蔵するという使用目的は共通していますが、貯蔵の仕方によって選ぶべきタイプが異なります。
ワインセラーとワインクーラーの違い
最も大きな違いは加温機能の有無なんです。
加温機能が備わっているのがワインセラーで、加温する機能は有しておらず冷却機能のみを有しているのがワインクーラーです。
ソムリエ
つまり、冷やす事のみを目的としているタイプをワインクーラーと呼ぶため、卓上にて氷を入れ冷やす入れ物についてもワインクーラーという呼ばれ方をしています。
このような違いがあるため、一見するとどちらの機能も備えているワインセラーの方が優れているように感じられますが、導入する地域により柔軟にタイプを選定すると、導入コストや駆動に際するコストを軽減させる事に繋げられます。
ワインセラーとワインクーラーの使い分けは
ワインは気温が高い状況下に置かれると著しく品質が落ちてしまうので暑さ対策が必要不可欠である事はよく認知されていますが、実際は気温低すぎる環境下で保存した場合にも高温状態で保存した時と同様に品質が落ちてしまいます。
ソムリエ
そのため、冬場でも著しく気温が低下しない環境下であればワインクーラーを導入し、冬場は設定温度を高めに設定し自然な気温の低さを活用して冷やすという方法でも構いません。
一方、冬になると最高気温が氷点下になるような地域では冷やす能力のみを有しているワインクーラーではたとえ設定温度を高くしたり、電源を入れていなくても内部が冷えすぎてしまいます。
ソムリエ
そのため、あえて温かい状況を作り出すためにワインセラーを導入する必要があります。
初心者マダム
では、住んでいる土地柄の季節に応じて選ぶタイプを決めればいいんですね。
ソムリエ
ほかにも、ワインの貯蔵する期間に着目して選ぶ方法もありますよ。
手軽に買い求められ、購入後にすぐに口にするワインを一時的に貯蔵しておきたい時にはワインクーラーで良く、長期間にわたり熟成させた上で口にするタイプであれば長年にわたり一定の環境を維持し続けるため加温機能が備わっているワインセラーを選びましょう。
